設計事務所のつくる住宅〜玄関収納

玄関の収納といえば、「下駄箱」が一般的かと思います。
しかし、私が設計させて頂いた多くのお宅には、「下駄箱」がありません。
代わりに、1帖〜3帖ほどの「玄関収納」という「部屋」を玄関の近くに設けています。

間#10より
一つの「部屋」とする事で、靴だけでなく、傘や外用のほうき、雪かき、趣味の道具(ゴルフクラブやスキーの板等)、ベビーカーなど、外で使用する物が収納できます。3帖程度の「玄関収納」であれば、子供用の自転車もおけます。
「玄関収納」内部は、可動棚が設置され、自由に棚の高さを変更できます。又、ヒヤリングの段階で、収納したい物を具体的に教えて頂けた場合、それに合わせた収納を確保します。

間#09より
用途に応じて、通り抜けられるような動線や、もう一度玄関に戻らずに、直接玄関ホールに繋がる動線などを確保する事もあります。
この「玄関収納」を設ける事が、いつも「すっきりとした玄関」を可能にします。