設計事務所のつくる住宅〜プランニング 2014.10.10 設計事務所のつくる住宅 現在、プランニング中の物件があり、毎日手書きで図面を書いています。 プランニング中に描く手書きの図面は10〜20枚。実際にお施主さんにお見せするのはこのうちの2〜3プラン程度になります。 プランニングでは2次元の図面を書きながら、頭の中でその図面を3次元にし、歩いてみたり、座ってみたりを想像しながら、各部の寸法やレイアウトを考えていきます。 その際に心がけているのは、事務所名にもしていますが「間」(mA)。 空間と空間の距離感です。デッドスペースにならない「間」をつくる事で、空間に落ち着きが生まれます。この「間」は隣り合っている平面的な空間だけではなく、上下に配置された空間でも重要にです。 その「間」が各空間の中間的なスペースとして使用される事で、生活の中に今までに無い時間が生まれてくれればと考えています。 例えば、階段の幅を広くし、居間とオープンに繋げる事で、階段に腰掛けてお茶を飲みながら本を読む、 「間#18」より 「間#10」より 吹き抜け中央に設けた渡り廊下に座り、外の風景を眺める、 「間#08」より 等、住みながら、それぞれのお気に入りの場所を見つけられる住宅をつくりたいと考えています。