設計事務所のつくる住宅〜設計料

設計事務所に設計を依頼すると、「設計料」がかかります。
設計料の基準は特にないので、金額は設計事務所により違いますが、多くは、工事金額の8%〜15%と言ったところではないでしょうか。
実際、設計の必要ない住宅はありませんから、どこに依頼しても設計料は必要です。ただ、それを設計料として明記しているかどうかの違いです。
私の場合、設計業務をいくつかに分けて、それぞれにかかる費用を積算し、設計料を決めています。具体的には、1,プランニング 2,詳細打合せ 3,詳細図面作成 4,各申請費用 5,工事監理の5つです。細分化し、設計料の内容を明確にしたいと考えたからです。
設計事務所に設計を依頼した場合、設計段階の打合せは、基本的に建築家が行います。その打合せ内容を図面化し、施工会社さんに伝え、現場に反映して頂くと言う流れになります。
では、どの時期から設計料が発生するのかという事ですが、これも設計事務所ごとで違います。設計料は設計契約をした段階から発生します。
私は、お施主さんに「この事務所に設計を依頼するかどうか」をご判断いただくために、最初のプレゼンテーションは、無料で行っています。このプレゼンテーションと、それまでの打合せ等で、ご判断いただき、納得して設計業務を依頼して頂きたいのです。
設計業務を御依頼いただくと、設計契約となり、詳細図面作成に取りかかる、と言う順番になります。
詳細図面が出来上がった所で、その図面を元に施工会社さんに積算をして頂きます。金額の調整を3者(お施主さん・建築家・施工会社さん)で行い、お施主さんと施工会社さんとで工事契約を結んで頂きます。
工事契約後、設計事務所は各役所に申請を行います。施工会社さんは着工の準備を行います。申請した書類が許可になった時点で着工となります。
着工後、現場に行き(私の場合、週に1,2回程度)、不都合や不具合がないか確認をするのが、工事監理です。また、着工後に、現場で3者打合せなども行います。
工事が完了すると、もう一度役所に検査の申請を行います。この検査に合格して、お引渡しとなります。
ここで、設計業務が完了し、最終金をお支払いいただく事になります。
と、ざっと説明させて頂きましたが、御不明な点がありましたら、お問い合わせください。