「間#08」タグアーカイブ

お宅訪問

先日、住宅「間#08」のお施主さんと一緒に、伊那市の住宅「間#17」にお邪魔してきました。

両家が最初に会われたのは、「間#17」の新築計画時に、「間#08」を見せていただき、色々と参考にさせていただいたのがきっかけ。今回はお披露目も兼ねた、食事会。「間#17」のお施主さんのお手製の料理でもてなしていただきました。

どの料理もとても美味しくて、ブログ用の写真をと思っていたのですが、気が付いたらほとんどの料理がなくなってしました。
食べるのに夢中になりすぎました。
IMG_0165
皆さんの世代が近いこともあって話が弾み、たくさんの美味しいお料理に、時の経つのも忘れ、気が付いたら9時間もお邪魔してしまいました。

こんな風に、お施主さんと共に楽しい時間を過ごせて、本当に幸せなひと時でした。

両家のお施主さん、本当にありがとうございました。

設計事務所のつくる住宅〜プランニング

現在、プランニング中の物件があり、毎日手書きで図面を書いています。
DSC_0528プランニング中に描く手書きの図面は10〜20枚。実際にお施主さんにお見せするのはこのうちの2〜3プラン程度になります。

プランニングでは2次元の図面を書きながら、頭の中でその図面を3次元にし、歩いてみたり、座ってみたりを想像しながら、各部の寸法やレイアウトを考えていきます。

その際に心がけているのは、事務所名にもしていますが「間」(mA)
空間と空間の距離感です。デッドスペースにならない「間」をつくる事で、空間に落ち着きが生まれます。この「間」は隣り合っている平面的な空間だけではなく、上下に配置された空間でも重要にです。

その「間」が各空間の中間的なスペースとして使用される事で、生活の中に今までに無い時間が生まれてくれればと考えています。

例えば、階段の幅を広くし、居間とオープンに繋げる事で、階段に腰掛けてお茶を飲みながら本を読む、
1795 A4「間#18」より
a1258「間#10」より

吹き抜け中央に設けた渡り廊下に座り、外の風景を眺める、
IMG_1786「間#08」より

等、住みながら、それぞれのお気に入りの場所を見つけられる住宅をつくりたいと考えています。

GW

1週間強あったゴールデンウィークも、あっという間に終わってしまいました。全般に快晴の日が多く、気持ちの良い日が続いた印象のある今年のGWでした。

今年も、間#08のお施主さんにお誘いいただき、家族そろってお宅にお邪魔しました。築4年の間#08、大切に使っていただいているようで、お引き渡しの時と変わらないくらいでした。

変わっていたのは庭にヤマボウシが植えられていた事。

白い外壁に黄緑色の葉がとてもマッチしていて良い雰囲気でした。

この日は、お宅でおいしいコーヒーを御馳走になったり、名物(?)のラーメンを御馳走になったりしているうちに1日が過ぎてしまいました。楽しい時間はすぐに過ぎてしまうものですね。

間#08のお施主さん、楽しい一日をありがとうございました。
今度はこちらにも遊びに来て下さい。

設計事務所のつくる住宅〜窓 景色

「窓」は住宅設計をする上で、とても重要な要素の一つです。

窓には採光通風はもちろん、視線の透過による空間の広がり(開放感)内部と外部の連続性等々、様々な役割があります。

今回は、その中でも、「景色を切り取る窓」について書こうと思います。

窓の位置や形状を工夫する事で、見たい景色のみを切り取り、その景色をより強調する事が出来ます。

間#10の中二階部分の窓です。

横長の嵌め殺し(FIX)窓を取り付け、田園風景を切り取っています。取り付け位置は、立っている時も、座った時にも景色が見易い様に、低めに取り付けてあります。同じ景色でも、窓の形状を変えると、雰囲気が変わります。

はめ殺しの窓を縦長にする事で、奥行きが出て、空や山が見えてきます。

又、位置や形状の工夫は、更地の時には気付かなかった景色気付いてはいたが見たいと思っていなかった景色を、気持ちの良い風景に変えてくれる事があります。

間#08
の廊下の写真です。

写真中央の小さな窓から見えているのは、道路を挟んだ隣の敷地の竹林です。小さい窓にする事で、窓の先の風景がより強調されます。

同じ間#08の吹抜け上部の写真です。

同じ道路側の窓ですが、高さが違うので、見える景色も少し変化します。高い位置についている為、外部から見られる事は無いので、大きな窓を採用しました。ブリッジの様なすのこ床に座り、このFIXの窓を眺めると、竹林と、その先の山や空が見え、とても気持ちがいいです。

間#10の台所から中二階を見た写真です。

中二階の窓から見える木は、隣のお宅の庭に生えている木です。
木だけ見える様に、窓を取り付けました。

最後に間#01のファミリールームから外階段を見た写真です。

道路の先に有る緑が綺麗です。

同じ窓を取り付けるにしても、少し工夫をする事で、随分印象が変わる物です。

ショールーム廻り

昨日、現在計画中のお施主さんと一緒に設備機器のショールーム廻りをしてきました。

設備機器の選定はもちろん、図面上の、機器のサイズや、機器周辺のスペースの大きさ(キッチンであれば、食器棚との距離・動線・テーブルの位置等)などを確認して頂く事も目的としているので、いつも一緒に廻らせて頂きます。

時間の事を考えると、私が幾つかのメーカーさんを選定し、絞って見て頂く方が良いのかもしれませんが、毎日使うものなので、お施主さんの使い勝手や好みに合った物を選んで頂きたいと思い、まずは限定をせずに、見学できるすべてのメーカーを廻ります。当然時間もかかり、昨日も丸1日、お時間を頂きました。

今回は、全部で6カ所のショールームを見せて頂きました。

最初の見学では、機器の選定よりも各メーカーさんの特徴・他社との違いを説明して頂きます。その説明・印象を基にいくつかのメーカーに絞り、2回目以降から本格的に機器の選定に入ります。
又、その中で気に入った物が見つからなかった場合、私が図面を書き、制作して頂く事もあります。

一見するとその違いが判り難いのですが、説明をして頂くと、
あるメーカーさんはデザインに、次のメーカーさんは収納に、その次は掃除のし易さに、と、各メーカーさんごとに、重要視している部分が違い、それが特徴となり、商品に現れているのが良く判ります。

これから、メーカーさん選びに入るのですが、今回のお施主さんはどのメーカーを気に入られたのか、次回の打合せが楽しみです。

その時の様子を写真で、と思ったのですが、説明に気を取られ、撮ってくるのを忘れてしまいました。

文字だけでは少し寂しい気がするので、以前設計させて頂いたお宅のキッチンの写真を載せさせて頂きます。

間#10のキッチン。TOYO KITCHENさん

間#08のキッチン。INAXさん

間#05のキッチン。YAMAHAさん

次回は写真を忘れずに撮ってきます。

年末の御挨拶伺いに行ってきました

昨日・一昨日(18・19日)に今まで設計させて頂いたお宅に、
年末の御挨拶に伺ってきました。

今回は2日間で、14件のお宅に伺ってきました。

ご連絡せずに伺ったので、お会いできる方は少ないかな、と不安でしたが、幸いにも、すべての方にお会いできました。

1日目は南信地方のお宅に伺ったのですが、生憎天気が悪く、大雪。高速道路も、50Km制限でノロノロ運転。無事に辿り着けるのかと思うほどでした。

なんとか1件目のお宅にたどり着くと、辺りは雪一面。既に10cmほど積もっていました。

お引き渡しの頃にはまだ小さかったガジュマルの木も大きくなったと見せて頂きました。

2件目のお宅は伊那。

ここまで戻ってくると、寒さは変わらないのですが、ほとんど雪は無く、ほっと一安心。

2日目は、大町市・安曇野市・松本市のお宅に伺いました。
雪は降っていませんでしたが、とても寒く、風の強い一日でした。

どのお宅も暖房1,2台程度で過ごしていらっしゃるのですが、外気温2℃ほどでも、室温20℃以上あり、快適だとおっしゃって頂きました。中には、暖房を止めているのに、うっすら汗をかく程暖かいお宅も有りました。

皆さんの元気な顔が見れて、又、建物も「特に問題も無く快適に過ごしていますよ。」というお話を頂いて、安心して年が越せそうです。

最後に、2日間同行して、24時間換気システムの掃除の仕方などを説明してくれたダンネツ信州さん。有り難う御座いました。来年も宜しくお願いします。

設計事務所のつくる住宅〜中庭

今回は、「中庭」です。

敷地の条件(隣地が近い、南面が道路、等々)から、外部に対して大きな開口部が取り難い事が有ります。そう言う敷地条件にあって、「中庭」を設ける事は、外部からの視線を遮り、空間に開放感を持たせるのにとても有効です。

「中庭」といっても、その大きさ仕上げ連続する居室の種類によって様々です。

下の写真のお宅は、玄関を入ると中庭が有ります。

この中庭は4方向すべてを建物や壁で囲まれている為、外部から見られる事は無く、プライベートな庭として計画しました。


この中庭の先には、道路が有るのですが、室内からは全く気になりません。このお宅は、(株)信成さんの企画住宅で、私は設計を担当させて頂きました。

次のお宅は、「中庭」を壁で囲うのではなく、建物で囲ったお宅(間#08)です。


建物の形状をL型にし、食堂と居間で囲う様に中庭を配置しました。このお宅の敷地は、2面は道路に接し、その他の2面は、隣地までの距離が十分確保できる土地でした。そこで、道路面に対しては建物で視線を塞ぎ、その他の面は開放的にしました。そのため、建物の形状はL型となったのです。

「中庭」のデッキは、室内の床とフラットにし、出入りがし易い様にする事で、室内の延長としての使用を想定しています。

最後に、建物をコの字型にし、「中庭」を設けたお宅(間#01)です。

このお宅は、2世帯住宅で、完全分離型(玄関・水回りが各世帯ごとに有る)で、「中庭」を共有のスペースとして利用しています。
この中庭は、3方向を建物で囲われている為、プライベートな庭として機能しています。中庭にはそれぞれの居間・食堂等が接していて、中庭を介してそれぞれの居間が、間接的に見える様になっています。

どのお宅も、外部からの視線が気にならないため、開放的で気持ちの良い空間が実現できました。

設計事務所のつくる住宅〜スキップフロアー2

今回も、「スキップフロアー」について、少し書きたいと思います。

前回書いたように、「スキップフロアー」というと、一つの空間の床に段差をつけ、それぞれの用途に分けたり、空間に立体感を出す、場合が多いのですが、私は、2階の床を「スキップフロアー」にし、1階の空間に変化を持たせる、という事も行います。

前回も、少し書きましたが、2階の床を上げる事で、1階の天井を高くする事が出来ます。

上写真の梁(横に通っている材木)の位置が、本来の2階の床の高さです。

通常、吹き抜けというと、1階の床から、2階の天井までが、その空間の天井高さになります。約2階分の天井高さです。
この写真の空間は、1階の床から、2階の床+80cm程度の天井高さになります。約1.3階分の天井高さです。

つまり、吹き抜けを途中で止めて、吹き抜けの上にも居室をつくるのです。

これにより、1階の空間は開放感が上がり、2階の空間はスキップフロアーにより、空間に変化が出ます。

間#08は、これを利用し、開放感を出すと共に、吹き抜け部の開口部から入る光をより奥まで取入れられる様にしました。

先ほどの写真の中央部にあるブリッジを、2階床から見た写真です。ブリッジの左右下部は1階吹き抜けです。

左右で吹き抜けの高さが違うのが、お判り頂けるかと思います。
写真右側は、吹き抜けの上に納戸を、左側は吹き抜けの上に書斎を設けました。

上写真は、書斎に行く為の階段です。

この書斎は、他の2階の居室より床が上がっているため、外の景色の見え方も違い、展望台のような雰囲気が有ります。

書斎については、別の機会に書かせて頂こうと思います。

このように、スキップフロアーを利用する事で、空間に変化を持たせ、限られた大きさの中で、その空間を最大限利用する事が出来ます。

しかし、スキップフロアーがすべての方に合うとは思いませんし、どなたにでもご提案する訳では有りません。
スキップフロアーにする事で起こるデメリットも有ります。

最も大事な事は、住み手の求める「ライフスタイル」で有り、スキップフロアーは、その「ライフスタイル」を実現する為の一つの手段・方法だと思います。

「スキップフロアーが欲しい」という御要望よりも、「そこでどんな時間を過ごすのか」と言う事の方が大事だと思うのです。
「過ごしたい時間」の為に、スキップフロアーよりも、良い手段・方法が有るかもしれないからです。

「住宅」を御検討する際には、何が欲しいか、よりも、何をしたいか、をご検討頂くと、より「良い住宅」が出来上がると思います。

設計事務所のつくる住宅~動線 キッチン

最近、プランニングの要望として「使いやすい動線(特に家事動線)」と言われる事が多く、そのことについて、私の考えを少し書かせていただきます。
今回は、「キッチン」についてです。

キッチンには、様々な形状・配置方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。打合せでキッチンを選ぶ際、「使い勝手」「そこでどんな時間を過ごしたいか」を選択基準にしていただくことをお勧めしています。私が設計したお宅で、最近多く選択されているのは「アイランド型」です。

アイランド型の最も大きなメリットは、「動線が二方向確保できる」事だと思います。行き止まりにならないことで、動線がスムーズになります。例えば、台所の脇に、片側には家事室や食品庫を、反対側には脱衣所や物干し場を設ける事で、家事動線を直線にすることが出来ます。

中には、アイランド型がいいのだけれど、「手元が見える」事、「IH・ガス台側が壁に付いていない」事が気になる、といった方もいらっしゃいます。「手元が見える」事についてはキッチンを薄い壁で囲い、目隠しを作る事で解決しました。
上の写真は安曇野市の住宅「間#09」のキッチンの写真。
写真の白い腰高の壁の部分がキッチンです。背面は台所収納です。扉は全開でき、食器・電気製品・冷蔵庫・ゴミ箱等が収納できるようになっています。収納脇奥の通路は、洗面脱衣所・食品庫・家事室・ウォークインクローゼットに繋がり、反対(手前)の通路に出てきます。

「壁に付ける」事については、壁の向こう側を家事室や食品庫にする事で、二方向の動線を確保しました。


上の写真は高森町の住宅「間#08」の写真。
写真の、キッチンを挟んで左奥が家事室、右奥が食品庫になっていて、家事室・食品庫は繋がっています。

このように、同じアイランド型のキッチンでも、配置方法で随分変わってきます。

台所は調理をする方にとって、多くの時間を過ごす場所です。
少しでも気持ち良く調理が出来たらいいですよね。