設計事務所のつくる住宅~動線 キッチン

最近、プランニングの要望として「使いやすい動線(特に家事動線)」と言われる事が多く、そのことについて、私の考えを少し書かせていただきます。
今回は、「キッチン」についてです。

キッチンには、様々な形状・配置方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。打合せでキッチンを選ぶ際、「使い勝手」「そこでどんな時間を過ごしたいか」を選択基準にしていただくことをお勧めしています。私が設計したお宅で、最近多く選択されているのは「アイランド型」です。

アイランド型の最も大きなメリットは、「動線が二方向確保できる」事だと思います。行き止まりにならないことで、動線がスムーズになります。例えば、台所の脇に、片側には家事室や食品庫を、反対側には脱衣所や物干し場を設ける事で、家事動線を直線にすることが出来ます。

中には、アイランド型がいいのだけれど、「手元が見える」事、「IH・ガス台側が壁に付いていない」事が気になる、といった方もいらっしゃいます。「手元が見える」事についてはキッチンを薄い壁で囲い、目隠しを作る事で解決しました。
上の写真は安曇野市の住宅「間#09」のキッチンの写真。
写真の白い腰高の壁の部分がキッチンです。背面は台所収納です。扉は全開でき、食器・電気製品・冷蔵庫・ゴミ箱等が収納できるようになっています。収納脇奥の通路は、洗面脱衣所・食品庫・家事室・ウォークインクローゼットに繋がり、反対(手前)の通路に出てきます。

「壁に付ける」事については、壁の向こう側を家事室や食品庫にする事で、二方向の動線を確保しました。


上の写真は高森町の住宅「間#08」の写真。
写真の、キッチンを挟んで左奥が家事室、右奥が食品庫になっていて、家事室・食品庫は繋がっています。

このように、同じアイランド型のキッチンでも、配置方法で随分変わってきます。

台所は調理をする方にとって、多くの時間を過ごす場所です。
少しでも気持ち良く調理が出来たらいいですよね。

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